○久留米広域消防本部消防職員の標準職務遂行能力及び標準的な職を定める規程
平成28年3月30日
消防本部訓令甲第2号
(趣旨)
第1条 この規程は、地方公務員法(昭和25年法律第261号)第15条の2第1項第5号及び同条第2項の規定に基づき、久留米広域消防本部消防職員の任用に関する規則(平成21年久留米広域市町村圏事務組合規則第28号)第2条第1号に定める職員の標準職務能力及び標準的な職について定めるものとする。
標準的な職 | 具体的な職 | 標準職務遂行能力 | 階級 | ||
消防本部 | 消防署 | ||||
消防長 | 消防長 |
| 消防吏員としての基本姿勢 | 住民の生命及び財産を保護するという消防の崇高な使命を達成するため、消防本部の重要課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | 消防正監 |
住民満足志向 | 全体の奉仕者として、高い倫理観を持ち、住民の視点に立って、習得した高度な接遇技能によって、住民に好感を得られるマナー等で応対することができる。 | ||||
コミュニケーション | 自ら挨拶や声掛けを励行するとともに、特に困難な課題に対して、関係者と協調しながら、住民や議会、職員等に対し、理解を得られるよう情理を尽くして説明等をすることができる。 | ||||
職務遂行力 | 消防本部の目標や課題等の進捗状況を全体管理し、目標達成に向け、事務事業の統括や業務分担を適切に行うことができる。 | ||||
課題解決力 | 部署にまたがる重要課題に関する情報収集、分析等を行い、庁内外の関係者と調整するとともに、的確な判断で方針を明示しながら課題解決の行動を取ることができる。 | ||||
変革力 | 消防本部を経営する視点や事務事業の問題認識を常に持ちつつ、組織を率いて、新たな政策や改革等に積極的に取り組むことができる。 | ||||
リーダーシップ | 先見性を持って消防本部の基本方針を示し、職員との良好な関係を築くとともに、適切な指導を行うことで組織を統率することができる。 | ||||
人材育成 | 職員の能力を把握し、職員が成長する機会を与えながら、組織を代表してマネジメントできる職員を育成することができる。 | ||||
次長 | 次長 | 署長 | 消防吏員としての基本姿勢 | 住民の生命及び財産を保護するという消防の崇高な使命を達成するため、所掌する事務の課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | 消防監 |
住民満足志向 | 全体の奉仕者として、高い倫理観を持ち、市民の視点に立って、習得した高度な接遇技能によって、市民に好感を得られるマナー等で応対することができる。 | ||||
コミュニケーション | 自ら挨拶や声掛けを励行するとともに、困難な課題に対して、関係者と協調しながら、住民や議会、職員等に対し、理解を得られるよう情理を尽くして説明等をすることができる。 | ||||
職務遂行力 | 部署の目標や課題等の進捗状況を管理し、部長を補佐しながら、目標達成に向け、事務事業の統括や業務分担を適切に行うことができる。 | ||||
課題解決力 | 部署内各課にまたがる重要課題に関する情報収集、分析等を行い、庁内外の関係者と調整するとともに、的確な判断で消防長を補佐しながら課題解決の行動を取ることができる。 | ||||
変革力 | 消防本部を経営する視点や事務事業の問題認識を常に持ちつつ、消防長を補佐して、新たな政策や改革等に積極的に取り組むことができる。 | ||||
リーダーシップ | 消防本部の基本方針に向け、職員との良好な関係を築くとともに、消防長を補佐しながら、組織を統率することができる。 | ||||
人材育成 | 職員の能力を把握し、職員が成長する機会を与えながら、組織をマネジメントできる職員や職務遂行力の高い職員を育成することができる。 | ||||
課長 | 課長 | 課長 | 消防吏員としての基本姿勢 | 住民の生命及び財産を保護するという消防の崇高な使命を達成するため、所掌する事務の課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | 消防司令長 |
住民満足志向 | 全体の奉仕者として、高い倫理観を持ち、住民の視点に立って、習得した高度な接遇技能によって、住民に好感を得られるマナー等で応対することができる。 | ||||
コミュニケーション | 自ら挨拶や声掛けを励行するとともに、重要な課題に対して、関係者と協調しながら、住民や議会、職員等に対し、理解を得られるよう情理を尽くして説明等をすることができる。 | ||||
職務遂行力 | 課の目標や課題等の進捗状況を管理し、部下を指揮しながら、目標達成に向け、事務事業の統括や業務分担を適切に行うことができる。 | ||||
課題解決力 | 重要課題に関する情報収集、分析等を行い、庁内外の関係者と調整するとともに、的確な判断で部下に方針を明示しながら課題解決の行動を取ることができる。 | ||||
変革力 | 課を経営する視点や課の事務事業の問題認識を常に持ちつつ、組織を率いて、新たな施策や改革等に積極的に取り組むことができる。 | ||||
リーダーシップ | 先見性を持って課の基本方針を示し、職員との良好な関係を築くとともに、適切な指導を行うことで組織を統率することができる。 | ||||
人材育成 | 職員の能力を把握し、職員が成長する機会を与えながら、組織をマネジメントできる職員や職務遂行力のある職員を育成することができる。 | ||||
課長補佐 | 課長補佐 | 課長補佐 | 消防吏員としての基本姿勢 | 住民の生命及び財産を保護するという消防の崇高な使命を達成するため、担当業務の第一線において課題に責任をもって取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | 消防司令 |
住民満足志向 | 全体の奉仕者として、倫理観を持ち、住民の視点に立って、習得した接遇技能によって、住民に好感を得られるマナー等で応対することができる。 | ||||
コミュニケーション | 自ら挨拶や声掛けを励行するとともに、チーム間で協力体制を構築し、課題に対して、関係者と協調しながら、住民や職員等に対し、理解を得られるよう説明等をすることができる。 | ||||
職務遂行力 | 課の目標や課題等の進捗状況を管理し、課長を補佐しながら、目標達成に向け、事務事業の統括や業務分担を適切に行うことができる。 | ||||
課題解決力 | 課題に関する情報収集、分析等を行い、庁内外の関係者と調整するとともに、的確な判断による課題解決の行動を取ることができる。 | ||||
変革力 | 課を経営する視点や課の事務事業の問題認識を常に持ちつつ、課長を補佐して、新たな施策や改革等に積極的に取り組むことができる。 | ||||
リーダーシップ | 課の基本方針に向け、職員との良好な関係を築くとともに、課長を補佐しながら、組織を統率することができる。 | ||||
人材育成 | 職員の能力を把握し、職員が成長する機会を与えながら、職務に関する知識を習得させるとともに、職務遂行力のある職員を育成することができる。 | ||||
指揮(消防課職員のみ) | 災害状況を的確に把握した上で、自らも具体的な活動方針を決定し、適切な指揮を行うことにより、円滑に部隊を運用することができる。 | ||||
危機管理(消防課職員のみ) | 常に危機管理意識を持って行動し、トラブル等の未然防止から発生時の対応まで的確に指示することができる。 | ||||
主査 | 主査 | 主査 | 消防吏員としての基本姿勢 | 住民の生命及び財産を保護するという消防の崇高な使命を達成するため、責任を持って業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | 消防司令 |
住民満足志向 | 全体の奉仕者として、倫理観を持ち、住民の視点に立って、住民に好感を得られるマナー等で応対することができる。 | ||||
コミュニケーション | 自ら挨拶や声掛けをするとともに、課題に対して、関係者と協調しながら、住民や職員等に対し、理解を得られるよう説明等をすることができる。 | ||||
職務遂行力 | 課の目標や課題等を認識し、目標達成に向け、部下を監督しながら、業務を質・量・スピードが相応なレベルで責任を持って遂行することができる。 | ||||
課題解決力 | 課題に関する情報収集、分析等を行い、庁内外の関係者と調整するとともに、的確な判断による課題解決の行動を取ることができる。 | ||||
変革力 | 課やチームの事務事業の問題認識を常に持ちつつ、周りと協力して、新たな事業や業務の改善等に積極的に取り組むことができる。 | ||||
チームワーク | 課の基本方針に向け、上司や部下等との情報共有を図りながら、周りの職員の業務状況に配慮し、組織が一丸となれる雰囲気づくりをすることができる。 | ||||
自己管理力 | 服務規律や目標を意識し、チームの中軸として、上司や部下等と意思疎通を図りながら、冷静かつ臨機応変に職務を遂行できる。 | ||||
指揮(消防課職員のみ) | 災害状況を的確に把握した上で、上位指揮者を補佐するとともに、自らも具体的な活動方針を決定し、適切に指揮することができる。 | ||||
安全管理(消防課職員のみ) | 安全管理・労務管理への具体的な配慮・行動をすることができる。 | ||||
一般職 | 一般職 | 一般職 | 消防吏員としての基本姿勢 | 住民の生命及び財産を保護するという消防の崇高な使命を達成するため、責任を持って業務に取り組むとともに、服務規律を遵守し、公正に職務を遂行することができる。 | 消防司令補 消防士長 消防副士長 消防士 |
住民満足志向 | 全体の奉仕者として、倫理観を持ち、住民の視点に立って、住民に好感を得られるマナー等で応対することができる。 | ||||
コミュニケーション | 自ら挨拶や声掛けをするとともに、課題に対して、関係者と協調しながら、住民や職員等に対し、理解を得られるよう説明等をすることができる。 | ||||
職務遂行力 | 課の目標や課題等を認識し、目標達成に向け、上司の指示に従いながら、業務を質・量・スピードが相応なレベルで責任を持って遂行することができる。 | ||||
課題解決力 | 課題に関する情報収集等を行い、論理的に整理しながら、関係者と課題解決に向けた行動を取ることができる。 | ||||
改善力 | 担当業務に関する問題認識を持ちつつ、周りと協力して、新たな事業や業務の改善の提案等を積極的に行うことができる。 | ||||
チームワーク | 課の基本方針に向け、上司等との情報共有を図り、周りの職員に気を配りながら、組織が一丸となれる雰囲気づくりをすることができる。 | ||||
自己管理力 | 服務規律や目標を意識し、上司の指示に従い、同僚等と意思疎通を図りながら、冷静かつ臨機応変に職務を遂行できる。 | ||||
消防活動(消防課職員のみ) | 災害状況を冷静に把握し、自己の階級に相応しい適切な消防活動ができる。 | ||||
知識・技術・体力(消防課職員のみ) | 消防活動にあたって必要とされる知識、技術、体力を有し、自己の階級に相応しい応用力を身につけている。 |
附則
この規程は、平成28年4月1日から施行する。
附則(令和3年3月30日消本訓令甲第3号)
この訓令は、令和3年4月1日から施行する。